コピーの原点の3つの格言とは

コピーライターの柏木です。

前回は、Mr.Xに授かった「3つの格言」をご紹介しました。
今日はその3つの格言について、さらに深く、説明します。
そんなの知ってるよという場合は、スルーしてくださって結構です。

「コピーライティング」とは、広告を作る技術なのですが、
この3つの格言を意識しているか、そうでないかでは、
広告の出来に、天と地ほどの差が出来てしまうのではないか、
このことを知っておいてよかったと、私は切実に思っています。

 

Mr.Xは、この3つを「脊髄に染み込ませろ」と、言いましたが、あれから12年。
私のパソコンのデスクトップに掲示している「3つの格言」は、
今も色褪せること無く、私の最も大切なマインドセットとなっています。

その3つをおさらいすると、

お客様は読まない、聞かない

お客様は信じない

お客様は今すぐ行動しない

ということなんですが、どういうことかをもう少し説明します。

お客様は、(見込み客も含めて)、毎日とても忙しいってことです。
「あなた」のことなんて、微塵も興味を持っていないです。
微塵もです。

お客様に毎月DM出してます。ニュースレター届けてます。
でも、全然反応ないんです。っていうのは、
そんなの当たり前なんです。

常に「お客様は読まない」し、「聞かない」のです。
お客様はいつも忙しいので、出来れば「広告」なんて見たくないです。
どんなにいい商品だったとしても、とくに興味はないんです。

だったらどうするか?
だから、お客様の感情を動かすようなことを言わなければならないですし、
読ませるための工夫が必要なんです。
それが「キャッチコピー」だったり「ストーリー」ってことになります。
すごいキャッチコピーを作って、感情を揺さぶる。

ストリーを語って、ドキドキさせる。この先も、もっと読みたいと
思わさなければ、反応すらしていただけないのです。

でも、「お客様は信じない」。

そして、よしんば感情を揺さぶるような「すごいキャッチコピー」を作り出し、
わかりやすく、ストーリーを読ませて、なんかちょっと気になるなと
思っていただいたとしても、実はお客様は信じません。

「そんなのウソだ」って、思うんです。

この人、上手に言ってるけど、こんなのウソに決まってる。
そう思うのが当たり前です。

なので、今度は、信じさせるのに値する、
絶対的な証拠というのが、必要になって来るんですね。

そこまで言うんなら、信じようという、圧倒的な、
そういうものが必要です。

そして、
「お客様を振り向かせ」
「圧倒的な証拠を見せ」

これはすごい商品だと、思わせることが出来たとして、
それでも「お客様は今すぐ行動」してはいただけません。

あ、明日早いからもう寝ようとか、
あのドラマ始まるわ~、見よ~。とか、
ピンポーン、あ誰か来た。とか、
あれ?子どもが泣いている、ってことで、

すぐ何処かへ行っちゃうんですね。

だから、そういうところへ行く前に、
今すぐ行動しないといけない「何か」を、
提示する必要があります。

あ、これは
「今すぐ、買っておかないと無くなっちゃう。」
「今すぐ、申し込まないと損しちゃう」っていう、
そういう、何かが必要なんですね。

どうですか。

この3つの格言をを知っているか、いないかでは、
コピーは全然違うものになりませんか。
このことを意識して書いているか、全然知らなくて書いているのか
とでは、
結果が違うのは当たり前です。

なので、あなたも今すぐこの3つを紙に書いて、
パソコンのデスクトップの辺りなど、
いつも見る場所に貼っておいて下さい。
そして、脊髄に染み込ませておいて下さいね。

(今日はここまで)

次回はさらに、え?そんなことまで考えてるの、という、
とんでもないマインドセットをあなたにシェアしたいと思います。

ぜひ、楽しみにお待ち下さい。

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