人を操る文章(コピー)とは
【人を操る文章(コピー)とは】
おやじコピーライターの柏木です。
このブログでは、私の約20年の生活を支えてくれた、スキルを
全部公開しますということで、情報発信をしています。
私のブログをご訪問下さり、ありがとうございます。
前回は、偶然私を救ってくれた「電話帳広告」についてお話しました。
私は、広告のスキルのうち、もっとも強力なスキルは
「コピーライティングの技術」
だと思っているのですが、今回は、
私にそのコピーの凄さを身をもって教えてくれて、
私をコピーの虜にした原因となった
「あるもの」のお話をさせていただきます。
それは1冊の本との出会いです。
この本と出会っていなければ、とうの昔に事業をあきらめて、
サラリーマンに戻っていただろうと思います。
それほどに、この本との出会いは衝撃的でした。
それは、ノストラダムスの予言が当たらなかった、1999年12月。
私がまだ大阪の「そこそこいい場所」で営業していて、
かなり追い詰められて真っ青になっていたときのことです。
その頃は、とにかくなんとかしなければ死ぬぞという思いで、
「もっといいやり方」をみつけたい。
すごい「売り方」は無いものかと、
ビジネス書を読みまくっていた時期です。
毎日、仕事帰りには本屋さんに通っていて、
新しい本を探していました。
今思うと、本を読むことで=頑張っている。
と、自分に言い訳していただけなのですが、
そんなある日、
大阪の本町の紀伊国屋で、衝撃の出会いがありました。
神田昌典先生の本との出会いです。
その頃の、ビジネス書の世界は、どちらかというと地味な世界。
私のような?、勉強熱心な人や、かっこいいスーツを着こなした、
いかにも知的なビジネスマン、という人しか、それらの本を手にとることはなくて、
本の表紙なども、比較的大人しい、知的な、雰囲気のものが大半でした。
そんなところに、いきなり、ショッキングピンクのあの本が、
平積みにされて登場しました。
タイトルが
『あなたの会社が90日で儲かる』
「え?、どういうこと、たった90日でなにか起こるのかな?」
と、思わず手に取ってしまうタイトル、
![](https://hanko4x.com/wp-content/uploads/2020/02/netoff_0000524227.jpg)
あなたの会社が90日で儲かる!!
冷静に考えると、このタイトル自体完結してませんよね。
とにかく、なんじゃこの場違いな本は、と、手にとって、
思わず「まえがき」の辺りを読んでしまい、
そこに書いてあるとおりの行動を取ってしまいました。
それは、
「この本を手に持って、笑いながらレジに行く」
という行動でした。
文章によって人の行動が左右されるという、
動かざるを得なくなるという体験を、
身をもって知らされた、衝撃の瞬間でした。
私の記憶が確かならば、この本はビジネス書業界に革命を起こした本です。
1999年12月は、ビジネス書業界にとって大きな変革があった。
その原因となったのが、まさしくこの本です。
以後に発行されたビジネス書には、この本の仕掛けをパクったものが続出、
表紙は人目を引く赤やピンク、黄色やオレンジなど、多種多様になり、
本の中には必ず資料請求用のハガキ大の広告が入るというのが、
当たり前になったのです。
私にとってはこの本は、
文章によって「人の行動を誘導する」事が出来る。
広告には、そういうパワーがあるんだと、
まだまだ諦めるなと言う、勇気をくれた1冊になりました。
今思うと、これが「コピーライティング」との最初の出会いです。
歴史に名を残す、伝説の書なので、
多くの人が知っている本だとは思うのですが、
この本がなければ今の私はない。ということで、
今日はこの本との出会いをお話してしまいました。
まだ読んだこと無いよという方はぜひ、
「あなたの会社が90日で儲かる」です。
→https://amzn.to/3b8vTQF
あれ?
今日もお前の昔話かよ、
早く本題入れよ。と、思ったあなた、
大丈夫です。
次はもっとすごい話をしますので、
柏木でした。