仕事について考える

仕事について考える

今日はですね、最近気になったこと。

先日、P子さんに教えてもらった、
H爪さんて方の音声をたまたま聞いちゃったのですが、
(この方、結構影響力のある方なんですけど)

H爪さんご自身ののコミュに入っている方たちに、
こんな質問されていたんですけど、それが

あなたにとって仕事とは何ですか

という問い。

例えば、仕事という言葉を別の単語で表したとしたら
あなたなら、何て言う言葉に置き換えますか?
そういう質問だったんです。

この場合、私には、「●●」っていう答えが、
すぐ頭に浮かんだんですけど、
そこに参加されていた方の回答というのが例えば、

・仕事はお金を得るための手段です
・お金を稼ぐツールです
・生活費を稼ぐためにやってます
・仕事は能力を提供して対価を得るものです
・人のためになってお金を得ること
・社会貢献

と、いうような意見があったのですが、
私は、少し、心が揺れました。

そのことを、誤解されないように、なるべく気を使いながら
やんわり言いますね。
それで思い出したのが次のような話です。
私も、以前はサラリーマンをしてました。

なぜサラリーマンをしていたかと言うと
それは、生きるため、お金をもらうためにやっていたと思います。

実は、「サラ金」って呼ばれる世界で、
取り立てという仕事をしてました。
私の場合、取り立てがしたくてその会社に入ったわけではないです。

お金を貸すだけっていう仕事は、普通はあんまりやりたくない
ことだと思いますが、
こういう仕事は報酬が高いんです。

よく考えると、銀行も結局、同じことをしているんですが、

銀行は綺麗な商売という印象があります。

サラ金っていう言い方はやめようということで、私たちは、
消費者金融って言ってました。あるいはローンの会社とか、

私たちは、貸す専門なんですよ。
集めていいという許可は持ってないので「貸す」業者です。

銀行はお金を集めてそれを貸すって言う、
貸す専門じゃないので尊敬されているみたいです。

私の仕事は貸す専門の会社で、返せなくなった人を追いかけて、
隠れているのを見つけて、返してもらう。
回収するという仕事をしていたんです。
もちろん、やりたくてやったわけじゃないんです。
最初はお店で「貸す」仕事をしていたのですが、
左遷されて「回収専門部署」に異動しました。

誰もが嫌がる仕事をしたら、報酬がたくさんもらえるということで、
ますます、お金のために働いてました。
当時の私は、他にやりたいってこともなかったのです。

ところがですね、この仕事が大好きって人もいるんです。

例えば、異業種の多くの営業マンは、
営業に行く先がなくて困ってるんです。
どこに行ったらいいのかわからないって言う、セールスマンって多いですよね。
朝、喫茶店に行ったら営業マンだらけとか、
平日サウナに行ったら営業マンだらけとか、
行くところがないから、とりあえず時間をつぶしてるって営業の人
たくさんいる気がしますけど、

取り立ての人たちは、支払いが遅れている人に取り立てに行くわけで、
行くところが決まっています。しかも、たくさんありました。

F 岡君という人が、この仕事が大好きで、
何しろ、他人に説教できるんですよ。
他人を 説き伏せることが、主な仕事なんです。
つまり、他人に偉そうに言えるわけです。

人に教える。
説教する。
指導する。
ぼろくそ言う。

これって結構快感なんです。

多くの営業マンが 、お客さんに頭下げまくって、ペコペコして、
へーこらして、少しのお金を集金しているんですけど、

取り立ての人って、お客さんに頭を下げなくていいんです。
何なら、お客さんの方がペコペコしてます。
お客さんに敬語で話してたら、
上司に叱られたりしました。(これはカルチャーショックでした)

だから今までペコペコしていた業界の人達で、
取り立ての仕事に転職した人っていうのが、
なんかね別世界に来たような感覚になるんです。
だからもう楽しくて仕方がないそうです。

こんな仕事あるんですね。サイコーです。
頭下げなくていいなんて、夢みたい。
と、言うわけで、水を得た魚のように
活き活き仕事をしています。

F岡くんも
お客さんにこんなにボロクソ言っていい商売他にないですよ。
めっちゃ楽しい。って言ってました。

だからみんなストレスのない「取り立て」をしようと
そんなこと、言ってるわけではありません。

実際私は、この仕事が大嫌いでしたが、
私には苦痛なこの仕事が、F岡くんには、楽しくてしゃーない
だったというわけです。

だから、こういう人には叶わないんです。
楽しく仕事する人にはどうしたって勝てません。

彼は、いっつも成績優秀でした。
だってストレスが全くかからない。ノーストレスね。

まあ、のびのび取り立てしてました。
お客さんを捕まえて、びっくりさせるのが大好きって言う、
ド S の局地みたいな人、そういう人にドハマリな、
そういう仕事だったんです。

何が言いたいかと言うと

好きで好きで仕方がない。
仕事が大好きっていう人と
当時の私のように、仕事はお金のためにやっています。
生きるために仕方なく働いています。
ていう人の、どちらが幸せなのかっていうことです。

最初の話題に戻りますが、
あなたにとって仕事とは何ですかと言った場合、

私の答えは「仕事=人生」って言いたかったんです。

「人生=仕事」です。

だって仕事してる時間が、
おそらく生きている中で一番長いですよ。
(これからは違うかも知れませんが)

仕事が辛い。仕事は苦痛だったら、人生つらいですよ。
仕事が苦痛という考え方は、
多分これは基本的人権とか言ってる欧米的発想だと思うんですね。
「労働者VS資本家」っていう、
この関係性でしか仕事を考えられないと、
「仕事=苦痛」という図式になっていくと思うんです。

だからぜひ、これからは、
生きるために仕事をするんじゃなくて、
お金のために我慢して仕事するんじゃなくて、

これはH爪さんが言ってた言葉ですけど、
「仕事=お役目」 なんだということ、
天から与えられた自分のお役目こそが、仕事なんだと、
そう考えると幸せになれると思うんです。

こういうことを言うと反論があると思うんですが、
「私には無理です。」と、
今の仕事は天職じゃないし、生きるためにやってます。
もうお金のためだけです。

ていう場合は、なかなか難しい問題だけど、
だったら辞めちゃったら、って思ってしまいます。
無責任かもしれませんが、

「私はサラリーマンだから、自分の思うとおりになんかできないですよ。」

ていう反論もあると思うんですけど、
もし私が、今のままサラリーマンに戻るとしたら、
何時でもやめてやるぞっていう思いで、会社に行きますかね、

だから例えば取り立てしている時も実は
逃げているお客さんは、お金に縛られて、追いかけられて逃げているわけなんですよ。
これって、逃げても解決しないので、なにかスタートしなければいけないんです。
これは、こういう考えはお客様のためにもなることなんです。

逃げないで、戦うっていう、今のままじゃだめだから変わりましょうよっていう、
そういう説得をするのが、取り立てっていう風に考えて私はやってました。

でも結局はやめちゃうわけですけど、辛くて。
何時でもやめてやるぞって思って取り組んでいれば、自分のやりたいように仕事もできるんじゃないですかね。無理ですかね。
それに、考え方変えると、
サラリーマンっていうのは非常に恵まれた環境で、
全部の責任とらなくていいわけです。

広告打って当たらなくても弁償しなくていいわけでしょ。
会社のお金で、いっぱいいろんな実験ができるわけです。

タダで勉強ができる場所、
失敗してもいいんですよ、全部社長が責任とってくれるので、
だからやりたいこといっぱい、人のお金でできるって言うのは恵まれてますよ。

そんな風に考えて、いつか自分がやりたい仕事をするために、
その日のための「勉強」ってことで、
サラリーマンとして頑張って欲しいなと、思うわけです。
「仕事=人生」と捉えて、好きな仕事をお役目と受け止めてやっている人と、
「仕事=苦痛」で、仕方なく生きるためにやっている人と、

どちらが幸せか、考えるまでもないことです。
だから是非、あなたには「仕事=人生」で、やっていって欲しい。
心からそう思います。

『仕事と思うな人生と思え』っていうのも、

尊敬する、原田隆史先生の言葉ですけど、そういうことなんです。

結論は、
そんなつまらない仕事だったらもうやめちゃいましょうよって、

H爪さんの質問が気になってしまったので、
ちょっと思うところを書いてしまいました。

書いてしまった直後から、甘いかなと思いながら、
でも書いてしまいました。

 

今日は非常に無責任な投稿でした。
今日も読んでいただきありがとうございます。

気にせず仕事頑張りましょう。笑

以上です。

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